昨日は、午後から教室だったので
朝イチで知人から頂いたチケットで映画を見に行ってきました。
久田恵原作・槙坪多鶴子監督・紺野美沙子主演の「母のいる場所」
40代のシングルマザーの主人公が、7年の在宅介護を経て母を施設に入れ、看取るまでの10年間が描かれているのですが、原作者の久田さんの実体験だそう。
介護される側・する側の気持ち。老いの悲しみ。家族との葛藤。最後にふさわしい居場所って?人生ってなんだろう?
数年前に、祖父のことで同じような体験をしたことがある私にとっては、あまりにリアルで。
まだ結論の出ていない色々な感情を触られたようで、重いドンヨリした気持ちになってしまった・・・。
チラシの推薦書きの中で、黒柳徹子さんが
「深刻に考えるだけでなく、笑いながら温かい気持ちで問題の解決方法を見つけていく・・・とても勇気づけられる映画です」と書かれていたけれど・・・
前向きに考えられる介護って、どんななんだろう?
どんなに悩んで出した形にしろ罪悪感は少なからず付いて回るし、それまでの関係にも、元々の性格にも左右されると思う。
簡単に答えの出せる問題ではないですね。
私には、まだまだ分かりません。
そして、重い足を引きずって、近所の一草庵でランチ。
急いでいるときは、お蕎麦が早くて良いですね。